忍の一日
忍が女になってから三日が過ぎました。けれど、元に戻る気配まったくナシ。忍は、する事もないので、卓也が持っている本を片っ端から読んでます。でも、その本を読む態度にも問題あり。
今日も今日とてリビングの一番陽があたるところで、寝転がって本を読みふけっています。ワンピ−スのスカート部分がめくれて、忍の白くきれいな脚が丸見え。けれど、本人はまったく気にしていない様子。
卓也も一樹もお互い目を見合わせます。
(忍・・・・・頼むから、ちゃんと座って本を読んでくれ・・・)
けれど、忍はそんな二人の気なんて知りません。
ただ、本を読むことに熱中しています。
そんな時、玄関のチャイムが鳴りました。
「はい?」
一樹が出ると、どうやら二葉が悠と来たようです。
「一樹、忍いるか?」
「ああ、リビングで本読んでるよ」
さてさて、また一問題おきそうです・・・・・。