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投稿(妄想)小説の部屋 Vol.3

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No.276 (2010/11/21 13:31) title:転生
Name:まりゅ (p2166-ipbf7402marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp)

公園を通る学生服の2人。幼馴染の親友同士だ。
「俺さー、すげー夢見ちゃった。自分が天界の武将ってやつでさ、空をびゅんびゅん飛んで、槍とか剣とか振り回してんの。
でさ、お前も出てくんの。すごい偉い人の役で、おまえとおんなじで女にモテまくりでやんの」
(その2人が恋人同士だなんて、ぜってーいえねーけど..)
「君も見たの?!私もその夢は良く見るんだ!」
「うそー!マジ?!俺、赤い髪?」
「うん。私は金色の髪で、ティアと呼ばれてた」
「!マジ、おんなじ夢だ…」
「私たちの前世じゃないかと思う」
「前世?!だけど何で俺たちだけ?」
「もう一度、君に恋をする為に」
「…わりぃ!!俺、そんな風におまえを見れない!..だけど、親友は失いたくない…」
「うん、そういうと思った」
「なんだよ、それ。俺をからかってたのか?」
「違うよ、君はそのままで良いってことさ」
「そうだよな、前世だとしても、そんなものに振り回される必要ないもんな!おまえも目を覚ませ!」
「だけど、私も諦めないから」
「へ?」
「君を好きにさせてみせるさ」
「バ、バーカ!言ってろ!!」

目が覚めると、そこは天主塔の自室だった。
あれは夢。本当の自分の夢。守護守天ではなくただの普通の男として、アシュレイに出会いたかった夢。
御印付きの体は転生しない。意識は中庭に残せるかもしれないけれど..。
アシュレイも氷暉を抱えたままでは転生できない。
だが、氷暉の願いを叶えられれば、アシュレイは転生できるかもしれない。
アシュレイが死ねば、自分も生きてはいない。
そうしたら自分は、先輩たちと同じように後輩の体を乗っ取り、遠見鏡で転生した彼をストーカーするんだろうか。

もしも、転生することができたなら…。

何度でも君に恋をするよ…アシュレイ…。


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