投稿(妄想)小説の部屋

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No.48 (2006/07/04 11:27) 投稿者:氷月

南領☆パニック

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁ』
早朝の静けさを壊す叫びが城内・外に響き渡った。

その発声地である王子の室でアシュレイは、自分の身に起こった事を受け入れられないでいる。
それもその筈、 「無いのに有る、在るのに無いぃぃぃー・・・」

 そう、今のアシュレイは、本来無い筈の豊満な胸があり、有る筈の男性の象徴が無くなっていたのだ!
 つまり完璧な女体になっていたのだ!!
「どうしょう・・・。こんな姿を他のヤツに見られでもしたらっ・・・!?」
(王家の恥だー!!)
 
 何が何でも隠し通さねば! だが、
「アシュレイ様!一体どうなされました!?」
 ドンドンと扉を叩きながら入室をしようとする使い女や兵士達。 アシュレイの背中に嫌な汗が流れた。
(ココでばれてたまるかー!!)
「何でもネェ!! 入ってくるな!!!」
 扉越しに怒鳴りあげた。使い女達も南領の王子の癇癪が身に染みており渋々下がる気配を感じた。

(よし、何とか誤魔化した。後はこの身体をどうにかする事だ!)
 しかし、助け船がこれまた頭痛の種。
 一人は天主塔の主、一人は蔵書室の新人、最後の一人は天敵で犬猿の仲の魔族。
 最上界のアウスレーゼに聞けば一発だろうが、何しろ神出鬼没なのだ・・・。

「はぁ、これからどうすれば・・・」
 自分では解決しきれない問題に、ひたすら頭を抱えるアシュレイ。
 そんなアシュレイに追い打ちをかけるように、扉が叩かれた。
「アシュレイ! 何があったの!?」
「アシュレイ、無事か!?」
 敬愛する姉と父からだった。流石に使い女達の様に追い払うワケにはいかない・・・。
 アシュレイは全身から滝のように汗が流れた。アシュレイは最大のピンチにみまわれた!!

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★氷月さんへ
ローザスタッフです。
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改行を入れ、他人が読みやすいものを、ご投稿くださいますよう。
今回は削除せず、こちらで訂正して掲載し直させていただきました。


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